リレーエッセイ

リレーエッセイ

Relay essay

リレーエッセイ

第15回 学部11期生 福岡英恵さん

看護科11期生の福岡英恵と申します。この度同期生の後藤真裕子さんからバドンを引き継ぐことになりました。

山形大学の卒業生として、このようなエッセイに参加させていただき嬉しく思っています。

まだまだ未熟者でエッセイを綴れるほど至らぬ私ですが、卒業生の一人として、このように看護の道を進んでいる者もいるのだと感じていただければ幸いです。

 

私は、岩手県花巻市というところで生まれ育ち、幼・小・中・高とずっと『花巻』と名の付いたところに通い、いつかは花巻、岩手を出てみたいとずっと思っていました。その願いが叶って、山形大学に入り、友と共に充実した学生生活を過ごすことができました。卒業後は、憧れていた看護師として仙台の病院に就職し、腫瘍内科・呼吸器外科の混合病棟とICUで4年間働き、5年前から再び地元花巻で市の保健師として母子保健を担当しています。まさか保健師になるとは5年前には考えてもいなかった上に、またまた地元の「花巻」と名の付いたところに所属している縁をしみじみ感じています。

 

こうして保健師として地元に帰ってきましたが、看護師を経験できたことで、対象者さんが病院から地域に帰ったあと、地域で生活していくために必要な支援をイメージして関わりやすくなりました。また、病院と連携が必要な対象者さんについても、看護師、助産師、医師等とケアカンファレンスを行い、対象者さんの気持ちを共有しながら一緒に関わって仕事をするやりがいを少しずつ感じてきています。

 

看護師だけと思っていた人も保健師に少しでも興味を持てていただけたらバトンを受けてよかったと思います。

 

それでは、2015年もあとわずか、みなさまお体に気をつけてよいお年をおすごしくださ~ぃ!