リレーエッセイ

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Relay essay

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第10回 学部6期生 安藤美和子さん

第6期生の安藤美和子です。平成14年3月卒なので、この3月でもう12年になりますね。このお話は同じ保健師の後輩、荻野さんからいただきましたが、地元山形に就職しておりながら、これまであまり母校に対して貢献してこなかったこともあり、引き受けてみました。

せっかくの機会ですので、私が今担当している仕事について紹介します。

卒業後すぐ、県職員保健師として働き始めましたが、庄内、置賜、村山の保健所を回り、現在は知的障がい児施設で勤務しています。学生時代の実習先にもなっていないところなので、このような異動先があることは私も就職してから知りました。

どのような仕事かを簡単に表現すると、養護教諭に似ているかもしれません。主は子ども達の健康管理です。これまでの保健所業務とは全く違う世界です。保健所での訪問は、話を聞いたり、それを元に関係機関に連絡をとるなどケースワーク的な動きが中心ですが、こちらでは実際に薬を塗ったり、カットバンを貼ったり、病気の時には病院にも連れて行きます。ただ、保健師は一人しか配置されていませんので、児童の健康状態をみて、受診すべきかどうか判断しなければなりません。また、病気の時には食事の内容を消化のよいものに変えてもらったり、感染症の場合は予防策をとらなければなりません。ベテランの保育士がいますので、相談しながら決めることになりますが、それでもそのたびに迷ったり、悩んだりの繰り返しです。

障がいゆえ、問題を起こす子もおりますが、小さい子達の笑顔にはやっぱり癒されます。また、非常にゆっくりですが、成長をみるのも喜びです。前は全然できていなかったことが、いつの間にか少し出来るようになっていたりします。もちろん、保育士の方々の懸命な支援があってこその結果ですが。

県の保健師は、毎年のように採用されているので、私よりも若い人たちがとても多くなりました。もしここから異動になれば、二度と自分は配属されないかもしれないので、今の業務を楽しんでやっていきたいと思います。

自分が学生の時は、保健所に実習に行っても県の保健師がどんな仕事をしているのかピンときませんでした。この記事を読んで、少しでも県の保健師に興味を持ってくれたらなあと思います。