リレーエッセイ

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Relay essay

リレーエッセイ

第35回 学部9期生 赤坂智美さん

こんにちは。看護学科第9期生の赤坂(布施)智美です。

尊敬するみこっちゃんからのバトンを大切に握りしめつつ、このリレーメッセージを書こうと思います。

私は卒後、助産学校に進学し、その後10年間お産の現場にいました。

沢山の生まれる命の一方でなくなる命にも直面した壮絶な日々。今でも当時を振り返ると胸が熱くなります。病院勤務後は、母子包括支援センターで4年ほど経験し、それから2020年に開業。現在は、フリーランス助産師としてオンラインを中心に切迫早産や早産を経験する女性の産前産後ケアに注力して活動しています。

 

実は、私自身も2度の流産や不妊治療を経て息子と娘を授かりましたが、2人とも切迫早産から早産を経験しています。ですから、当事者としても医療現場に大変お世話になりました。さらに、知らない土地での孤育ては決して病気ではないけれど、本当に大変…!と助産観が大きく変化したのもこの頃です。同時に、1人では何もできず周囲に生かされているということ。全ての人のライフステージに寄り添うプロである、助産師を仕事にしている私にとって、自らのどの経験も学びに結びつくことを痛感しました。それもまた、いつも支えてくれる両親や家族の存在のおかげで気づけたのだと感じています。

 

ここで突然ですが、皆さん卒業アルバムの寄せ書きに残した言葉を覚えていますか?

私は、「一生青春♡自分の気持ちに正直なままで生きていきましょ〜」と書いていました。18年前の自分の言葉ですが、なかなかイケてると思いませんか?

せっかくなので、まだまだ人生これから!言うだけはタダなので、やりたいことをここに書こうと思います。

 

私は、毎月切迫早産を経験した女性が集うオンライン交流会を開催したり、セミナーで切迫早産について真面目に解説していたり、「切迫早産を経験する女性の声を聴き届けること」をテーマに執筆したり、嘘ではなく本当に学会や病院で講演もしています。今後は、チャンスがあれば地元での助産院開設、教育現場でのお仕事、切迫早産ママへのアプリの開発や訪問看護や産後ケアホテル、遠隔操作によるベッドサイドケアにも携わってみたいです。1人ではできないことも、同じ想いの方と繋がることで叶えられのではないかと思っています。関心がある方はぜひH Pよりお問い合わせ下さいね笑。

https://babytomokids.com/

皆さん、ここまで読んでくださりありがとうございました!

次のバトンは、声を聞くたびにホッと安心感をくれるあの子へ。