リレーエッセイ

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Relay essay

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第25回 学部3期生 高梨あさきさん

学部3期生の高梨(旧姓:手塚)あさきと申します。前回の白幡さんとは学部の同期で今も縁あって、彼女が勤める病院と同じ法人の看護学部で教員をしている関係で年に1−2度は実習で彼女の病院にお世話になっています。不思議な縁で白幡さんとは学生時代も同じバイト先だったり、大学院時代も彼女の後に同じクリニックで働いたりと何かと同じ職場になっていました。ただ、いつもすれ違いで直接一緒に働いたことはなくて、白幡さんとの思い出は、若い頃一緒にライブへ行ったり、楽しくお酒を飲んだりした事です。今はなかなか若い頃のように自分のために自由に時間を使えませんが「いつかのんびり温泉に行こうね」が合言葉になっています。

さて、少し自分自身のことも書くと、様々なご縁に恵まれ今教員という仕事をさせて頂いています。学生時代には教員になるなど夢にも思っていなかったので、時々ふと「なぜ私が教員をしているのだろう」と不思議な気分になる事もあります。教員生活も10年になろうとしていますが、ここには書き尽くせないような偶然が重なって、今の自分が居ます。20代の頃は様々な職種のアルバイト、そして大学院に研究生にと自分の興味に従って生きていました。それでも目の前のやるべき事を「一生懸命やってきた」ことが、ご縁を引き寄せたと思います。その時、何に役立つかはわからなくても、頑張ったことは思いもかけない形で後から自分にきっと返ってきます。逆に頑張らなかったことや適当にしてきてしまったことは、その場はやり過ごせても後から思わぬ形で自分の足を引っ張る事を実感しています。

若い同窓生の皆さんの中には色々な迷いも多いと思いますが、迷いながらも目の前のやるべき事を大事に過ごしてもらえたらと願っています。